全てのキーボーディスト(兼DTMer)に最強におすすめのシンセサイザー”MONTAGE M8X”レビュー

私は幼稚園の頃から13年間ヤマハ音楽教室に通っていたので、ずっとヤマハの機材で演奏や作曲をしてきました。
社会人になってからはバンドのサポートなどでキーボードを引くことが多いのですが、MODX7というシンセサイザーを使っています。

このMODXについては、6年ほど前に動画や記事にまとめているので参考にしてください。
正直2019年の時点ではMODXが機能面でも持ち運びの面でも最強だと思っていたのですが、つい最近YouTubeの関連動画でMONTAGE Mシリーズのことを知りました。
2年ほど前に発売されたモデルだったので今更買わなくても良いかと思っていたんですが、公式の動画やレビュー記事を見てみたところ段違いの機能だったので購入してしまいました。
鍵盤数によってサイズが異なり、M6、M7、M8xの3種類があるのですが、私は一番大きいM8xを購入しました。
目が飛び出るくらい高かったですが、本当に買ってよかったシンセサイザーだったと思います。
MONTAGE MはMODXの完全上位互換なので、基本的な性能は上の動画や公式サイトの説明に譲るとして、MONTAGE Mシリーズの最大の特徴を2つほど紹介したいと思います。
①ポリフォニックアフタータッチ(M8xのみ)
電子ピアノを弾いたことがあれば、鍵盤を弾く強さで音量が変わることは知っていると思います。
ピアノの音ならばその機能だけで十分ですが、ストリングスなどの持続する音色は鍵盤を引いた後の音量調整もしたいものです。
エレクトーンには鍵盤を押し込むと音量や音色が変わるチャンネルアフタータッチという機能があります。
これは鍵盤全体にかかるものなので、コードの1音を押し込んでも和音全体の音が変わってしまいます。
しかしポリフォニックアフタータッチの場合は、押した鍵盤にだけアフタータッチの効果を適応させることができます。
それはつまり、コードの1音だけを変化させることができるということです。
これはMIDI 2.0という規格を使って実現しているようで、そのためにコントロールできる幅が大きく変わりました。
電子楽器でありながらより豊かな表現が実現できます。
②Expanded Softsynth Plugin (ESP)
正直、ポリフォニックアフタータッチよりもこちらの方がすごいかもしれません。
ESPと呼ばれるソフトウェアが付属するのですが、ハードウェアのMONTAGEと全く同じ音が鳴ります。

こちらはMONTAGE M正規登録ユーザー向けのソフトです。
ライセンスの移行ができないので、中古で購入しても使えない可能性があるということです。
これまでのシンセサイザーはDAWで作曲するためのものばかりで、高品質であるものの複数の音色を使ったり、記録した音色を読み出すのには手間がかかりました。
Macの場合はMainstageというソフトウェアを使うことで演奏向けに使うことができるのですが、それでも音色ごとに違うソフトシンセを立ち上げるのは大変でした。
今回付属するESPはMONTAGEの音色がそのまま使える上、インターフェースもハードと同じになっています。そのため操作感が大幅に変わることもありません。
ハードとソフトを聴き比べてみると、ハードの方が若干低音が太い印象がありますが、バンドの中で引く分には全く問題ないと思います。
おわりに
最近バンドのサポート活動をするにあたって、キーボードの運搬がネックになっていると感じました。単に重いというだけでなく、前後の予定がほぼ入れられないことに窮屈さを感じていました。
もしMONTAGEを買ってESPを手に入れられたら、スタジオにはパソコンを持っていくだけで良いと思い購入を決めました。
同じような悩みを持ったキーボーディストにもとてもおすすめのシンセサイザーです。
値段は張りますが、きっとあなたの活動を(言葉通り)身軽にしてくれると思います。