バンドマンは本当にMODX7を導入すべきです

平成最後の1ヶ月で導入したヤマハのMODX7というシンセサイザーなんですが、今回はそれが本当にオススメだっていう話です。
サポートで参加しているバンドのライブでも大変に活用させてもらっています。
MODXについて
このMODX7というシンセサイザーは、ヤマハから2018年10月に発売されたシンセサイザーです。
鍵盤数の違うMODX6とMODX8というモデルも販売されています。音色についてはこちらの動画をご覧ください。
このシンセサイザーは上位機種のMONTAGEで搭載されたテクノロジーをより気軽に使えるようにしたもののようです。
今回は、実際に使ってみておすすめだった部分をいくつかまとめてみます。
オーディオ入力端子がある
背面にオーディオの入力端子があるので、MODXを通してスマホの音や他のシンセサイザーの音を流すことができます。
しかも入力のオンオフを選べるスイッチがあるので、ケーブルを抜き差しして大音量でノイズを鳴らしてしまうこともありません。
また入力の音量だけを調整することができるので、音量のバランスも問題ありません。
オーディオインターフェース内蔵
このシンセサイザーにはUSBインターフェースが内蔵されているので、プリンタとパソコンを接続するUSBケーブル(Bタイプ)で繋ぐだけでパソコンからの音を鳴らしたり、パソコンの方に音を送ることができます。
4chイン、10chアウトのインターフェースのようですが、基本的に2chイン2chアウトで問題なかったような気がしています。
USBケーブル経由で録音をすることができるので、オーディオに対応したケーブルを購入した方がより良い音で録音できるのかもしれません。
ペダル端子がたくさんある
ピアノなどの音を伸ばすことができるサスティン、次の音色を呼び出すことができるコントロール、その他2つの計4つのペダルを接続することができます。
ペダルはヤマハのFC3(A)、FC4(A)、FC5、FC7を使うことができるようです。
ペダル自体もそこそこ重いので多くを持ち運ぶことはないと思いますが、FC3(A)でサスティン、FC5で音色の呼び出しをするのが使い勝手がいいと思います。
純正ケースの中がフワフワ
これはレビューに書いてありませんでしたが、純正ケースの中がフワフワになっていて鍵盤をしっかり保護してくれるようになっています。
万が一深夜のスタジオ練習後に帰れなくなったとしても、このケースに入って寝れば暖を取ることができるでしょう(!)。
寄りかかるのにちょうどいい
これまで61鍵のシンセサイザーを持ち歩いていたので、電車待ちの時に支えているのが大変でした。
今回のMODX7は76鍵なので、ソフトケースに入れて立てておくとそれなりの高さになります。
立ち飲み屋のカウンターくらいの高さなので、寄りかかるのにもちょうどいい感じです。
気軽に持ち運びが出来る
上でも少し紹介したMONTAGEはあまりにも高機能で、同じ76鍵のモデルは17キロとMODX7と比べると10キロ近く重くなってしまっています。
MODX7はソフトケースに入れてもギリギリ背負うことができる重さなので、外で演奏する時にも問題なく持っていくことができます。
ただ持ち運んで歩きつづけるのは少し大変なので、そういう方は61鍵モデルのMODX6を購入してもいいかもしれません。
ロゴがカッコいい
ボディの右側にMODX7というロゴがあるのですが、これがかっこいいです。
このロゴの中にヤマハの往年のシンセサイザーである”DX7″の文字が潜んでいるので、このサイズを選んだというのもあります。
マットなボディがカッコいい
実際にお店などで見て欲しいのですが、ボディが艶消し仕様になっていていい感じです。
ただ、どこかに擦ってしまうと傷がつきやすそうな素材なので注意が必要です。
右上のスペースが絶妙に使える
キーボードの右上にスペースがあるので、パソコンのキーボードや小型のタブレット、midiキーボードなどをおくことができます。
ライブで使う時はセットリストや音色のメモを貼ってもいいかもしれません。
まとめ
これまでヤマハのMM6というシンセサイザーでライブをしてきましたが、今回のMODXはかなり高性能になっていて驚きました。
バンドでキーボードを演奏する人には大変おすすめですし、作曲用のマスターキーボードとしても役に立つことでしょう。
安い買い物ではないと思いますが、大変お勧めできるシンセサイザーなので、ぜひ楽器屋さんなどで試奏してみてください。
追記:2025.7月
上位機種のMONTAGE M8xを購入しました。圧倒的な機能性なので、MODX7がコントローラーになってしまいました。
こちらからレビュー記事をご覧いただけます。