コラム

体を使って鳴らすことができる色々な音

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音楽を習っているというと大体はピアノなどの楽器を思い浮かべると思います。

実際身近な楽器としてよく知られているとは思いますが、ピアノよりも身近な楽器があることを見落としがちです。

私たちの体も音を鳴らすことはできますし、おそらく私たちが人間になる前の時代ではそう言った音しか出せなかったと思います。

今回は、身近な発音装置である私たちの体を使って鳴らせる音について紹介したいと思います。

声帯・口を使うもの

当たり前といえば当たり前ですが、声帯を震わせて声を出すことで音が鳴ります。下の動画はキングズシンガーズによるアカペラの演奏です。

特殊な声の出し方をすると、1度に2つ以上の音を鳴らすことができます。モンゴルに伝わる歌い方で、ホーミーと言います。

倍音と呼ばれる音が強調されて聞こえており、笛のような音がその倍音です。

口笛

口を少しとがらせて息を吹くと音が鳴ります。極めるとものすごく高い音を鳴らせるようになったり、トリルができるようになるようです。下の動画は私の友達の演奏動画です。

歯笛

これはまだできませんが、歯をうまく使って音を鳴らせるそうです。

舌笛

指笛

沖縄の音楽やスポーツ観戦などでよく吹かれる指笛ですが、上手になるとかなり大きな音が鳴ります。

ビートボックス

ヒカキンの演奏で有名になった部分もあると思いますが、口でドラムの音を鳴らす方法です。

手を使うもの

手笛

別名ハンドフルートとかハンドオカリナというらしく、この動画に出ている森さんがとても上手な人らしいです。

ちなみに自分でも挑戦してみましたが、音程をほとんど変えることができませんでした。

手おなら

手を合わせて密閉空間を作ってから、中の空気を出すことで音が鳴ります。

ただ鳴るだけではなくて音程を変えたり、2音同時に鳴らしたり、ビブラートをかけられるようです。動画は私の友達です。

手拍子

発表や演奏が終わった時にも拍手をすると思いますが、意外と手拍子で演奏する曲となると多くありません。

下の動画はスティーブ・ライヒという作曲家の”Clapping Music”という曲で、最初から最後まで手拍子のみで演奏されます。

指パッチン

私は片手でしか音を鳴らせないんですが、かなり大きい音がなる人がいますよね。

ボディーパーカッション

手で体を叩いたり足で床を叩いたりして音を鳴らす方法です。

コロナ禍でリコーダーや鍵盤ハーモニカが吹けず、楽器を共有することができなかった時によく取り上げられていたと思います。

まとめ

こうしてみるとやはり口を使うものが多くあるようでした。楽器がなくても演奏家になれそうなくらいバリエーション豊かでしたね。

他にも音を出す方法があったら教えてください。

ABOUT ME
吉田卓矢
吉田卓矢
作曲家
福島県小野町出身。福島大学人文社会学群人間発達文化学類スポーツ・芸術創造専攻音楽科作曲専攻を卒業、東京学芸大学教育学研究科音楽教育専攻を修了。これまでに小学校の音楽科非常勤講師を7年間務め、現在はフリーランスの作曲家。専門はMaxやシンセサイザーを用いた電子音響音楽の作曲。
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