こんにちは、よしたく先生です。
コロナウイルスの関係で、テレワークが捗っている企業が多いと思います。
無観客ライブがあったり、zoomでのセミナーなんかが増えて、急速にオンラインでの活動をする方が増えました。
今回は、クラシックの演奏をしている方がスムーズにネットでの活動を行えるように気をつけるべきことをまとめたいと思います。
著作権について
まずインターネットに著作物をアップロードする段階で著作権の話が絡んできます。
ちなみにこれは、公開する・しないに関わらず、アップロードする段階で関係します。
基本的に、インターネットに著作物をアップロードする場合は、権利を持っている全ての方の許可を得る必要があります。
- CD音源をアップロードする場合
→CDを作っている会社、作曲家、作詞家、演奏家など - 市販の楽譜を見て演奏する場合
→作曲家、編曲者、楽譜出版社など - カラオケで歌って動画を配信する場合
→DAM/JOYSOUND、作曲家など、
誰か一人にでも許可を取れないならば、それをアップロードすることはできません。
ただし、YouTubeやInstagramなど、JASRACと包括契約を結んでいるプラットフォームに限って「演奏」は許可されています。
とはいえ、現在は著作権の一部が非親告罪になっていますので、誰か権利者にチクったらアウトです。
もしこの辺りを詳しく知りたい場合は著作権の本がありますから、チェックしてみてください。Kindle Unlimitedなら無料で読めるようです。
機材について
さて、オンラインで自分の演奏を見てもらう場合、ある程度の機材が必要になります。
もしも動画としてアップロードする場合は動画編集ソフトで音を付け足すことができますが、生配信の場合はそうもいきません。
ちなみに、僕の生配信ではキーボードの音はインターフェースを通して出しています。
マイクで直接撮るよりも綺麗な音だと思います。
ちなみに、インターフェースを使う場合は基本的にマイクも必要になります。
最小限の機材で行う場合
なるべく機材を増やしすぎず、今の環境でネットにアップをするならスマホ+スマホの動画編集ソフトがベストです。
動画を撮る場合、iPhoneならば「カメラ」で動画を撮って「iMovie」で動画を編集するといいです。
音源はiMovieで後から追加することができます。
生配信の場合、スマホのマイクを使うしかないので、生活音などが入らないようにします。
音源を流すとしても、マイクから直接録るとあまり綺麗には聴こえないと思います。
少し機材を導入する場合
スマホ用のインターフェースを導入するのがベターです。オススメなのはROLANDのGO:MIXERです。
これだけだと音が集音できないので、マイクが必要です。安いBEHRINGERのマイクでもいいですし、少し先まで見据えてSHUREのマイクを買ってもいいと思います。
ちなみにGO:MIXERを使う場合は、ダイナミックマイクだけしか使えないので注意してください。
それとマイクのケーブルも必要になります。このインターフェースに使うケーブルはXLRメス-フォンとあるケーブルが必要になります。
この辺りを導入すると、動画を撮るのでも生配信をするのでもどちらにでも対応できます。
ガチで機材を用意する場合
YouTubeなどはパソコンから有線で生配信をした方が配信が安定するのでオススメです。
ただ、先ほどのインターフェースはパソコンには使えないので、パソコン用のインターフェースを用意します。僕はUMC204HDというインターフェースを使っています。
それと、パソコン用のインターフェースにはファンタム電源があるので、コンデンサマイクとが使えます。違いは次のような感じです。
- ダイナミックマイク:大味な音だけど丈夫
- コンデンサマイク:壊れやすいけど繊細な音が撮れる
僕はAKGのP220を2本持っていますが、安くしたかったらBEHRINGERのマイクでもいいと思います。
インターフェースの種類によってはマイクを2本使って声と楽器の音を別なマイクで撮ることもできます。
ちなみに、パソコン用のインターフェースを使う場合はXLRケーブルがあった方がいいです。コンデンサマイクを使うときは絶対必要です。
僕はCANAREというメーカーの黒いケーブルを使っています。
その他
・卓上のマイクスタンドはあった方が便利ですので、好みのやつを探してみてください。
・イヤホンなどでもモニターができますが、ヘッドホンを使った方がちゃんと聴こえます。
・こんな初心者向けセットがあったので、参考にしてみてください。
「こんな内容を扱ってほしい!」というリクエストがありましたら、こちらのフォームから入力していただけたら、ふとした時にまとめるかもしれません。