コラム

品川のハロウィンイベントで指揮を振ってきました

品川港南地区では、毎年「品川ハロウィン(シナハロ)」というイベントをやっていますが、今回はそこでアンサンブルの指揮をしてきました。

演奏はタルオケ(東京TALKOOT ORCHESRA)さんで、ママさんが主体のオーケストラです、

指揮の大変さ

今回はディズニーや童謡をオーケストラ編曲したものを演奏してきたのですが、演奏をまとめるにあたって色々な大変さがありました。

練習の進め方

そもそも私は作曲家なので、あまり指揮の経験がありません。最後に指揮を振ったのも、数年前の大学院での作品発表だったと思います。

指揮自体は大学のサークル(管弦楽団)で学生指揮者をしていたので勉強こそしていましたが、本番を振るとなると全く勝手が違います。

自分が演奏の方向性を決める必要があるのですが、指示をコロコロ変えたり、決断に時間がかかってしまうと、演奏者の皆さんも迷ってしまいます。

ですから、即断即決、余計なことは極力言わない、困ったら奏者に聞くなど、指揮の先生に言われていたことを総動員して行いました。

練習時のタイムスケジュールにも気を配りました。練習は2時間でしたが、途中休憩の時間を取らないと集中力が持たないので、何となく時計を意識しながら振る必要があります。

練習が終わる時間についても割とシビアに考えていました。遅れるくらいなら密度を濃くして合奏を進めるべきだと思っているので、余計なことは話さずに時間ぴったりに終われるような進行を心がけました。

再編曲

また、楽器が一般的な2管編成のオーケストラのために編曲されていたのですが、今回の演奏にあたっては奏者がいないパートがいくつかありました。

なので必要なパートが欠けないように編曲をしながら練習を進めました。

ダイナミクスやアーティキュレーションについても、演奏者の皆さんに合わせて柔軟に変えることで、結果的にいい演奏ができたのではないかと思っています。

野外での音量調整

そして、野外ステージでの演奏だったのでPAを絡めた調整が必要だったことも大変でした。

電子ピアノはフロントのスピーカーから鳴らし、弦楽器も音量を確保するためにマイクを立てました。

アンサンブルをまとめるためには各奏者の音量調節も必要ですが、PA側での調整も必要です。

これは、大学の時に軽音サークルで野外ライブをよくやっていたのですが、その時の経験から適切なお願いができたと思っています。

まとめ

こうして考えると、「当時は何の意味があるか分からないけど、とにかく取り組んでいたこと」に助けられたんだなと思いました。

話を受けた時は「自分は指揮なんて振れないだろう」と思っていましたが、結果的に受けてよかったと思っています。

少し味を占めてしまったので、もし指揮がいなくてお困りの団体があれば、そして私でもよければ声をかけてもらえたらと思います。

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