私は4歳の頃からピアノとエレクトーンを習っていたおかげか、小さい時から絶対音感がありました。
それから20年以上が経過し、絶対音感の使い方がこれまでとか変わってきた気がしたので、長年使っているユーザーとしてレビューをしてみようと思います。
1年ごとだと大して変わらないと思うので、数年単位で書き続けられたら面白いかなって思っています。
これまでのエピソード(一部)
中学生の時は、自分の好きな曲を耳コピして弾いていました。
楽譜は時代的に簡単に手に入らなかったし、買おうとしても種類が多くなかったので、とりあえずメロディーを聞き取ってコードも何とかコピーして弾いていました。
高校生の時は、コード理論の本を手に入れて音楽理論を勉強し始めました。
音がはっきり聞こえない時や、聞いても分からない時は理論で補って聞くようになりました。
この頃は同人音楽にハマっていたんですが、ラップやセリフが入っている曲が多かったので、音程のないパートをどう聞き取るかを考えていました。
大学生の時は軽音サークルに入ってコピーバンドをやっていました。
スコアがあることはほぼなく、基本的に音源から耳コピして練習に参加するんですが、誰かが音を間違えているときはすぐに指摘していました。今考えると嫌なやつだったと思います。
卒業後はYouTubeで耳コピをする生配信をし始めましたが、知らない曲をリクエストされても、音源を聴いたまま2拍ずらして弾いていました。
ちなみに記憶力はあまり向上しなかったので、前の部分にオーバーラップするように記憶していました。
小学校で音楽の先生をしていた時は、教室の中で誰がリコーダーの音を間違えているかをピンポイントで指摘していたので、子どもたちに恐れられていました。
インフルエンザか何かで体調が悪かった時に、しばらく半音近く音が下がって聞こえた時がありましたが、その時は楽しかったです。
レビュー
最近は特に耳が良くなったというか、能力の使い方が分かってきたような感じがしています。
これは最近の曲がやたら難しいコードとか変拍子で作られていることも関係あるかもしれません。
打楽器の音程、ボーカルのピッチ補正、倍音の聞き取りなど、精度がかなり高くなってきたような感じがします。
また、合奏の指導ではリアルタイムに音を聞き取らないといけませんが、反射で手や口を動かすのと連動して、音間違いやずれを指摘できるようになったので、これも良かったと思います。
これまでは絶対音感があるために音高に気を取られすぎてそれ以外の表現に耳を向けられないと思っていたのですが、演奏する機会を増やしたおかげでそのデメリットは減らすことができました。
また、音がずれてて気持ち悪くないかと聞かれることもよくありますが、適宜オフにする(無視する)ことができるようになったので、さほど気になりません。
これまでは絶対音感があって良かったか聞かれても何とも言えなかったのですが、最近ようやく良かったと言えるようになった気がします。
欲を言えば相対音感も身につけられたらと思っているんですが、集中力とか気力とかが年々下がりつつあるので、今が音感のピークのような気がします。
今後はもっと自由にコントロールしたいので、フラベリック錠(副作用で音が下がって聞こえる薬)にもリベンジしたいです。前に挑戦した時の記事はこちらにまとめてあります。
「こんな内容を扱ってほしい!」というリクエストがありましたら、こちらのフォームから入力していただけたら、ふとした時にまとめるかもしれません。