サムネイルからして衝撃的ですね。ジャズピアニストである山下洋輔氏によるパフォーマンスです。
動画の説明欄にあった文章を引用します。
山下洋輔「ピアノ炎上2008」 2008年3月8日17:00頃。石川県羽咋郡志賀町相神、能登リゾートエリア増穂浦海岸にて撮影。 金沢21世紀美術館三周年記念「荒野のグラフィズム:粟津潔展」関連企画として、粟津が撮影した短編映画として記録に残る1973年の《ピアノ炎上》が一体何だったのかを山下自らが確かめるために再演したイヴェント。 88本の弦がすべて燃えて音を出さなくなったところで山下のパフォーマンスはあくまで終わりなのだが、演奏終了後も炎に包まれるピアノは野外インスタレーションのようにも映り、さらに追加的な儀式として古ピアノを提供したピアノ工房の希望により僧侶による読経が行われた。
https://youtu.be/YpKT_eeCVNIより引用
動画では最初こそ普通のピアノの音が出ていますが、炎が強く上がってきた4:35あたりからはプリペアド・ピアノのような音がしていますね。
その後は弦が切れているのか、フレームが弦の張力に耐えられなくなっているのか、ピアノらしい音は鳴らなくなり、ハンマーが木材を叩いている音だけになってしまいます。
すごいパフォーマンスですよね。音楽仲間と話をしているときにもたまに話題に上がる動画です。
もちろん、燃えるピアノを演奏しているだけではなくて、ちゃんとしたジャズの演奏もしていらっしゃいます。少し激しいですけどね。
昨日ジャズのルールについての記事を書きましたが、この演奏はルールに当てはまっているでしょうか。ぜひ考えながら聞いてみてください。
「こんな内容を扱ってほしい!」というリクエストがありましたら、こちらのフォームから入力していただけたら、ふとした時にまとめるかもしれません。