「アッチャッカトゥーラ」と読みます。短い装飾音符のことをいい、日本語では砕音(さいおん)、短倚(たんい)音とも言うようです。
アッチャッカトゥーラは楽譜の中にある斜線が入った8分音符をさします。
上の楽譜にある「実際の音」では拍の上に短い音がありますが、時代によっては拍の前に装飾音があったりするようです。
装飾音はかつて器楽合奏が盛んに行われていたバロック時代に発展しました。
この時代は楽譜が単純な音符で書かれていたため、装飾をするのが当たり前の時代でした。
なので、下の図にある装飾音を示す記号が音符に書かれていましたし、そうでなくても装飾音を補って演奏することもありました。
ちなみにこの画像は「ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハのためのクラヴィーア小曲集」からの引用ですので、興味がある方はPDFをダウンロードして見てみてください。
僕は装飾音の専門家ではなく、しかし装飾音に関してはそれだけで1冊本が書けるほどの内容になるので、興味がある方はバロック音楽についての専門書を読んでみて下さいね。
下のリンクは左上から順番にクラヴィーア奏法1、クラヴィーア奏法2、ヴァイオリン奏法、フルート奏法の本です。
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