楽譜を見たことがある人はきっとどこかで見ていると思います。ト音記号のすぐ右にある記号のことです。
シャープまたはフラットが最大7個までついて、その楽譜が何調かを示しています。
調号の覚え方
ただ、たまに「どんな順番で付くのか覚えられない」という声があがるので、この画像をシェアしておきます。
たぶん学校のホワイトボードです。蛍光灯の数がかなりありますよね。
シャープはファドソレラミシの順番で、フラットはシミラレソドファの順番で調号が付きます。ちょうど逆になっているのが分かると思います。
まぁ、5度ずつ移動していくので逆になるのは当たり前なんですが、始点終点が同じなのは良いですよね。
ちなみにシャープもフラットも、記号の中央にある空白部分が高さを示しています。
これがズレているとほんの少し困りますが、個数で何調かを覚えているので、演奏できなくはありません。
余談①
19世紀初期のフランスで調号が8つ以上の曲が作られています。詳細はPTNAのコラムから。楽譜を読む訓練のために作られた曲や、世俗性から離れた状態を表現するために作られた曲があるそうです。
リンク先には「シャープとダブルシャープの大洪水」という強烈な表現がありました。勘弁してください。
余談②
ピアノの右手と左手で調号が違tたり、調号がつく場所がずれていたりする曲があります。動画はどちらともリゲティのピアノ曲なんですが、勘弁してください。
「こんな内容を扱ってほしい!」というリクエストがありましたら、こちらのフォームから入力していただけたら、ふとした時にまとめるかもしれません。