校歌の公募で落ちた曲を供養してほしい

去る10月8日、山口県の美東小学校という学校が新設されるということで校歌の公募をしていました。

応募するべくありったけの力を振り絞って曲を作ったんですが、残念ながら採用されなかったのでブログで供養したいと思います。

曲

楽譜のPDFはこちらからダウンロードできます

歌詞は著作権があって載せられませんが、ホームページでは公開されているので照らし合わしたり流し込んだりしてください。

応募作品について

校歌の作曲はこれまで1度だけさせてもらったのですが、その時にはいくつか要望がありました。

ただ今回は歌詞が決まっていることくらいしか条件がなかったので、小学生が歌いやすく、親しみやすいメロディーにすることを決めて作曲を始めました。

メロディーは校歌の顔だと思っているので、制作の機運が高まった時に一気に作るようにしました(作曲時の臨場感溢れる録音があるんですが、これも歌詞を歌っているので公開できません)。

作曲のこだわりポイントとしては次のようなものがありました。

・メロディーに抑揚をつけた
・中盤にクライマックスを作る
・「美東」のイントネーションを守った
・コードは煌びやかに

振り返り

今回の敗因は、少し音域が高く、少し細かいところを凝りすぎてしまったからかもしれません。

採用された曲を見てみるととてもシンプルに作られていて、1年生でも簡単に歌えるような曲になっていました。

私の曲もメロディー自体は変わったことはしていませんが、音域が高めになっているので歌いにくい学年もあるのかもしれません。

それと伴奏は今まで使ったことがないような和音を組み込んだりしたので、煌びやかというよりは、石けん膜の反射みたいなギラついた感じがあったかもしれません。

おわりに

新しさと古き良き伝統を組み合わせて作ったつもりでしたが、依頼者側の要望(公開されていないものも含めて)を汲み取れないのはまだまだ未熟だと思いました。

ただ、今回は70作品応募されたとホームページにあったので、応募できただけいい機会だったと考えることにします。

校歌の作曲依頼はいつでも受け付けていますので、もしお困りの自治体・学校がありましたらpiyotaku3@gmail.comまでご連絡ください。