機材紹介

約120万円の”Moog One”を購入しました

こんにちは、吉田(@yoshitaku_p)です。

早速ですが、これまで私が購入してきた機材の中で最も高いシンセサイザー“Moog One”を購入しました。その額なんと¥1,167,500でした(現在では少し値上がりして122万円)。

現行で販売されているシンセサイザーとしては最も高いもので、製造しているMoogも36年ぶりに発売する100万円越えのシンセサイザーだったようです。ライブでは小室哲哉さんなども使っているものです。

使い倒さないと明らかに元が取れないので、今後の楽曲制作の中でも積極的に使っていく予定ですが、なぜこんなに高いシンセサイザーを今回導入したのかを紹介したいと思います。

Moog Oneは「アナログシンセサイザー」

そもそもシンセサイザーには大きく2種類あり、例えばバンドを始めるときに購入を勧められるのはデジタルシンセサイザーと呼ばれるものです。最近だとMODXとかJUNO-DSとかが販売されています。

デジタルシンセサイザーはピアノやヴァイオリンなど、生の楽器を録音しているので色々な音色で演奏できるのが強みです。仕組みとしては鍵盤を押すと録音された音を再生してくれるプレーヤーだと思ってもらえたらと思います。

一方アナログシンセサイザーは電気的に音を発生させる仕組みになっており、よく耳にするような楽器の音を演奏することはあまり得意ではありません。

ファミコンやゲームボーイのような音しか鳴らすことができず、同時に鳴らせる音は1~16音しかありません。それでもなお、アナログシンセサイザーにはその弱点を上回るだけの魅力があります。

アナログシンセサイザーは音が豊か

少し話が逸れてしまいますが、身近な録音メディアであるCDはデジタル方式で録音されています。音の高さについては22.05kHzまで、音量については65536段階まで細かく録音することができます(規格的には44.1kHz/16bit)。

人間が聞き取れる限界の音域が20kHzなので十分だと思われますが、この方式だと20kHzよりも高い音や細かい強弱の違いを録音することができません。

一方レコードなどのアナログ方式では、段階的ではなく連続的に音を録音することができるので、デジタルで失われる音も記録することができます。

よくレコードの音は「温かい」と表現されますが、デジタルで失われている音も録音・再生できるからなのでは、と思います。

シンセサイザーも同じで、デジタルだと失われている音がアナログでは問題なく鳴らすことができます。ですので、他の生の楽器と同じような響きを作ることができます。

利便性には欠けるが…

それなら、なぜ全てのシンセサイザーがアナログシンセサイザーではないのかというと、高機能にすると重く、大きく、高くなってしまうからです。

利便性を取るならデジタルシンセサイザーの方が便利ですし、楽曲制作で用いられるソフトウェアシンセサイザーは単なるソフトなのでさらに便利です。ですが音はやっぱりデジタルの音です。

制作を進めるにあたって、楽器の音からインスピレーションを受けられるのはとても良いことだと思っています。Moog Oneもそのようなシンセサイザーだと思っています。

もし電子音楽やDTMでの曲の制作依頼をしたいという方がいましたら、今後は積極的にMoog Oneを使っていきたいと思っていますので、ぜひご連絡ください。